(1−3)シャワー、皿洗い用の温水

先 にも述べたようにソーラールームには、夏の日没後の浮力を得るために、深さ2.8cm、縦横240cm X 100cmの黒塗りした亜鉛鉄板で作った6個の水槽を設置している。特に夏、日の出までの浮力を得るための 蓄熱槽としているが、その間に得られる温水はその目的を逸脱しない範囲で、シャワーや皿洗いに用いなければ ならない。ここで、現状のソーラールームの詳細を次図に示す。

        
ソーラールーム温水システム2断面図

すなわち、床の6個の水槽を、片 方をヘッダータンクの水頭一杯まで持ち上げ、その水を大きな2次元の反射面の 焦点にあるシリンダーに導く。 シリンダーは、直径18cm、長さ480cm、厚さ1mmのステンレス管に、空気層4cm をとり、透明な プラスチック管のカバーをつけた。反射面は開口約150cm。そして、シリンダーの出口の水は水槽よりも 温度が低いと、自然対流で水槽の入口に返され、十分熱くなった水はシャワーへ供給される。 冬のある一日の水温などを図に示す。


まだ、シャワー温度には十分ではないが、床を黒く塗ったり、反射面を覆っている皮膜を取り除き、 反射率を上昇させるなど、2、3の試みで3、4度さらに上昇させることは可能だ。反射面を太陽に対して 追尾できれば容易に高温は得られるが、追尾装置に多くのエネルギーが必要と思われる。また、一定時刻の シャワーのためだけならば、室温が十分高いので、透明カバーはかえって断熱してしまい不要かもしれない。 さらに検討しているところである。