(3)日常生活による排泄物の浄化

日常生活のもたらす汚染物を浄化し、外部に出さないように処理をする。公害問題の解決においてその源で解決す るのは最も効果的だ。
先にも述べたように糞尿は全てバイオガスに変わり、それを料理で燃やすと全て炭酸ガスに変わることになる。植 物の生育において、炭酸ガスは葉部分により多く与えてやるほど光合成が進む。写真のようにファンとダクトで料 理後のガスを温室に導いてやる。
台所、洗面所、トイレの手洗い、洗濯後の排水等はばっき槽に集める。ただし、シャワーからの排水はまだ温いの で、パンのイースト菌の発酵などに使ってから、ばっき槽へ導く。その後、図のような組立式の温室内に設けた3 個の池に順次導く計画であった。そして、第1池には、bulrushを植え茅葺きの補修用に、 第2池にはほていあおいを植えて、セプテイックタンクのバイオガスの原料として、第3池では、クレッソンのよ うな食料生産を目指した。しかし、1年のうち、1/3程度しか滞在していなかったので、第3池にまで水が流入する ことはなく現在は使用していない。また、ほていあおいは繁殖力が旺盛で当地では禁止されている。 しかし、第1池では、bulrushが持ってきたと思われる他の雑草が図のように旺盛に繁殖し、この条件がそれらの繁 殖にかなっているようだ。一度消滅したと思われた葦もばっき槽直後の位置で育ち始めた。葦が雑排水に強いこと を示している。

台所からのダクト 浄化池とその成長 

第1回目のBOD測定(1996年3月31日)では、第1池入り口で135ppm、出口で85ppmと滞留時間が短いにも関わらず、減じてい た。 その後(1996年8月26日)植物性の表面活性剤を含む洗剤に変えたところ、入り口では170ppmだったのが、出口では21ppmに 激減した。洗剤の表面活性剤の改良の効果が顕著であったといえる。